まずは地元でも有名な夜景スポットに連れて行ってくれた。4年前に遊んでいた男と行って以来だった。21時過ぎだったが駐車場がほぼ満車だった。車から出た瞬間クソ寒くて凍死寸前だった。

平井堅「膝掛けあるから持ってくるね!」

「あ、ありがとう」

膝掛け常備してるなんて、、できすぎないか?女慣れ?? 自分のための膝掛け??

人間不信なわたしはいろいろ考えながらもブランケットを羽織った。羽織って多少寒さが軽減した。夜景スポットに来るまでに そこに設置してあるトイレが怖いんだよね という話をしていたので行ってみることに。暗闇の中にぽつりとあって普通に怖かった。

 

平井堅「この裏も繋がってるんよ、行ってみる?」

「うん、気をつけてね 人がいるよ多分」

「怖いこと言わないで」

「うん」

裏道に行くとそこもまた夜景が見える場所だった。でも人は全くおらず穴場スポットだった。

 

平井堅「ここは向こうに比べると寒くないねえ〜」

「うん めちゃくちゃきれい!!」

柵に捕まり夜景を見ていたら後ろから抱きしめられた。おおお なんじゃこりゃ。こいつも男だなぁ。と冷静になった。

平井堅「あったかいね〜」

「うん」

ブランケットを持っていたわたしの両手を偽平井堅の手を重ねてきた。

ほおおおお。 

平井堅「じゃあ向こう行こうか」

「うん」

平井堅が手を繋いできた。普通のつなぎから途中から恋人繋ぎに変わった。

ほおおお。恋人繋ぎとかいつぶりすか。

 

そのまま車に乗って手を繋いだまま発車した。

 

わたし「恋人繋ぎとかいつぶりって感じで緊張するんだけど、笑」

平井堅「まって、俺も同じこと思ってた笑」

 

ほんとかよ!!て思ったけど反応が本当ぽかったので流した。

次の夜景のスポットへ向かう。

次のスポットは穴場らしく誰も人がいなかった。仏教のどでかい像が建っていた。

 

そこでも今さっきと同様後ろからハグされた。身長が25センチ差あるので顎の下にすっぽりはまる。

平井堅「ぎゅーてしてもいい?」

わたし「う、うん」

仏教の象の前でハグされた。

なんとも言えない感情になる。興奮とはまた違う。

わたし「こんなところでハグしたらバチが当たるよ」

平井堅「だめかなあー」

って言いながら顔を近づけてきた。

くるくるくるーーーー

何回か避けたが もうええわ🤚 となり受け入れた。

今日生理でよかった と内心ほっとした。

平井堅「◯ちゃん本当にかわいい」

「うーん、どこがってかんじです笑」

とか冷めた対応をし仏教の像に一礼してその場を後にした。

 

キスした後の男女の空気が漂いはじめたが話題を一気に変えていった。 眠さもあり何を話したか記憶になし。

 

うちの近くに着いた。

平井堅「◯ちゃんで映画とか観れたらいいねえ」

「あ、うち今無理なんだよね!めちゃくちゃ散らかってるし!」

「そうなのー、大丈夫だよー、外で待っとくよ!」

「ごめん!片付けるエネルギーない!」

「そっかー、でも散らかってても俺の部屋も散らかってるし大丈夫だよ〜」

「そっちが大丈夫でもこっちが大丈夫じゃないの!←名言出た」

「そっかー、、じゃあ場所変えようか〜もうちょっと一緒にいたいしなあ」

「ごめん!わたし今日生理なの!!!」

 

トドメを刺した

 

「あ、ごめんね、、きついよね、、今度じゃあ◯ちゃんがいい時に一緒に映画見たりゆっくりしようね」

 

最後 たたみかけるようなやばい会話になり解散した。

どうしてこうなった

偽平井堅

 

私「めちゃくちゃつかれた〜何食べますか?」

平井堅「うーん、◯ちゃん何が食べたい?」

「そうだねえ〜私ラーメン脳だからラーメンしか浮かばない、、何がいいかなあ」

「俺は昨日も電話で言ったけど麺類が1番好きだからなあ、、じゃあ◯◯ラーメン知ってる?」

「え、私そこ好きだよ!でも遠くない?」

「あれドライブ好きだし、そこだったら近いよ!」

「じゃあそこいきましょう」

 

意外と会話がスムーズに進み、食の嗜好も合い食べる場所が決まった。一発目からラーメンもなかなかだが私は嬉しい。麺を啜る姿を見られたくないのでカウンターだったらいいなあと思っていたが普通にテーブルに案内された。

いつもそこのラーメン屋では白ラーメンを頼むのだが(シンプルなやつ)偽平井堅から黒ラーメン(こってりしたやつ)の方がおいしいよと言われそっちを頼んでみた。

めちゃくちゃ美味かった。挑戦せず同じものばっかり食べる私に提案してくれてありがとうと思った。

 

私「めっちゃうまい」

平井堅「ね!おいしいよね!」

 

わたしのうまい に対して美味しいで返してくる偽平井堅。偽平井堅は大盛りを頼んでいたのだが関係なくすごい速さで私は食べ終わってしまった。

 

平井堅「食べるの早いね笑」

「いやー笑 ラーメンだけ食べるの男より早いのよ。。笑 替え玉苦しいからやめとくわ」

 

ここからわたしはどこを見ていいかも分からずクソ高い高菜をちょびちょび食べて大量に水を流し込んだ。トイレに行ってる間にお会計を済ませてくれていた。 ほぉー そういう感じですね。

 

「ありがとう〜!わたし甘いものをおごるね!」

「ありがとう〜!じゃあこの時間だし最近新しいスタバできたからそこいこっか!雰囲気めちゃくちゃいいんだよ〜」

「スタバっすか笑 いいねー!!いこう!」

 

スタバに対して変な偏見を持っているのでこれを機にやめようと誓った。

なんか適当に車の中で話してたらスタバに着いた。何を話していたか全く覚えてない。会話はお互い話す感じで偽平井堅は物知りだったのでいろいろ美味しい店や好きな場所について教えてくれた。わたしがへぇー、ほぇーとか適当な相槌を打ってもちゃんと話してくれてた。ちゃんといじってくれたりもしたので普通に会話は弾んだ。

 

スタバに到着。 店内暗めの照明でムーディな雰囲気だった。

 

平井堅「ここ天井が高いんだよねえ、思ったよりも暗いね笑」

「なんか、外国人めちゃくちゃいるし 日本じゃないみたいだね笑 みんなオシャレに見えるし床もなんかいい味だしてるね」

「床について着目する人は初めてかな笑」

「まじで」

 

こんな会話をしてチャイを飲んでると2m近くある外国人が何人か入ってきた。極寒なのに半袖短パンで圧倒された。偽平井堅はそっちの客が機になるのかチラチラ見続けていたので お店を出ることを提案した。

 

平井堅「今さっきも話してたけど景色が綺麗な場所があって今からそこ行こうか〜時間は大丈夫?」

「大丈夫だよ〜おねがいします運転手さん」

 

そんな感じで夜景を見に行くことになった。

 

 

偽平井堅

悲しいことに書いていた記事が消えた。

 

一個前にあった男が気持ち悪すぎたので懲りずに次の男と会うことにした。

アイコンを渓谷で佇んでいる写真にしている同い年のデカ男(178センチ)同い年は意外と初めてだったので嬉しかった。年上だと気を遣ってちょっと距離を取ってしまうし年下だと尊敬する部分がないと舐めきってしまう。デカ男に関してはトラウマがあるので気をつけようと思った。

会うまでの最低限の合格基準

最初は敬語使用 ←

当たり前のようでこれをクリアしてくる男はほとんどいない。

 

「おねえさーん」

「やっほー」「🐱」 

↑こんなのを送ってくる奴がほとんどである。

同い年デカ男は敬語を使える男だったので安心した。スムーズにラインへ移行。

誰にに似ているかの話で、痩せている時は平井堅に似ていたというエピソードに笑った。送られてきた写真は別人だった。以後 偽平井堅と呼ばせてもらう。

平井堅に「よかったら会う前に電話しませんか?」と誘われ電話をすることに。

わたしも会う前に電話して会話をできる男か確認したかったのでうれしかった。2個前にあったソヌじゃなかった男は電話が苦手という理由で断られて萎えた。

なんの話を電話でしたか覚えてないけど無駄にイケボだった。イケボじゃん笑って笑わないようにしなきゃいけないので困る。すぐに煽ってしまう。

電話で覚えてるのは 東京に学生の頃に住んでいて今は実家住み。サウナと喫茶店と自然観光が好きということがわかった。

意外と笑う人で安心した。

 

会う当日。わたしは仕事終わりだったので普通に遅刻。遅刻しながらもトイレにちゃっかり入り排尿をすませた。

 

平井堅「トイレの前にいます〜」と連絡が来た。相手の場所を先に把握できるのは強い。余裕が生まれる。やばい奴だったら逃げれるし。

すぐに偽平井堅だとわかった。

 

「はじめまして!」と後ろから声をかけた。

本気でびっくりしていてうけた。今思うと初めてアプリで知らない男と会う女の対応ではない。慣れすぎている。私と会う前に髪を切ったらしい。全然タイプの髪型じゃなかった。小栗旬系だった。もし付き合ったら仲良くなったりしたら変えてもらおうと思った。

早速車に乗った。車に乗った瞬間の匂いは好きな感じの匂いだった。

 

tinder

懲りずに違う男とのやりとりを開始。
すぐLINEに移行する。
やりとりは何日か続き電話をすることになった。この前の男は電話が苦手と言って断られた。やりとりがスムーズでも電話で会う気を無くした男が何人もいた。この男とはどうだろうと思っていたが その時が暇だったこともあり何気に話が続いた。何歳だったか忘れたが3個くらい年下だった気がする。年下にいじられる感じが意外と心地よかったりする。その日は夜勤明けでどうでもいい話で盛り上がり電話が終わった。夕方になっていた。
ラインでのやりとりはずっと続き夜になった。
tictokでどうでもいい動画をずっとみていて暇だなあと思っていたら 今からちょっと会ってみない?と誘われた。
暇だし行くか となりすっぴんでスウェットで外に出た。こいつにはなぜか気遣わず会えそうだなとおもった。夕食にキムチを食べていたので口臭はきつかったし腸が動き下痢になっていた。いいよ と返事をしていた時も腹を下していた。ラインで 腹下したけど大丈夫だよ とありのままを伝えた。

またもやドンキで待ち合わせする。
ドンキいつもありがとう。
どこに車を停めているかわざわざ写真で送ってきた。わかりやすいありがとう。
いつも車を探すことに手こずる。いいやつじゃん。tinの写真では よくあるikeaでの他撮りを載せていた。どこにでもいそうな今時の韓国風の男の後ろ姿だった。顔は知らないが車がわかればこっちのものだ。

いた。 視力が悪いしすっぴんなので眼鏡をかけていた。
たぶんあいつだ



でかい。
ただただでかかった。わたしが苦手にしているタイプの男だった。
高校の時にいたあべちゃんに似ていた。
手を振られる。頭を下げる。
そこから記憶がない。
いや記憶はあるが帰りたい感情が全てを占めていた。私の全細胞を凄まじい速度で巡っていた。

でか「かわいいなーさむかったやろ、お腹大丈夫??」
私「さむ、お腹大丈夫じゃなさそう、ここでしたらごめんね」
でか「え、wwwwwまじでwwwやっぱりめちゃくちゃおもしろいな!wwこんな面白い子いないよ!!ww」
私「いや、面白いとかじゃなくてがちだから」
でか「とりあえず、近くのコンビニまでドライブしようか」
「え、ドライブするのね、とりあえずまあ少しだけね」
「いやー、本当におもろいわ。キムチ今度から食べちゃダメだよ!お腹大切にしなきゃね!いい子にできる??」




イケメンだったら言われてもいい。香水の匂いとダサい服と髪型と見た目と全てを拒否している。


「今度からキムチ食べないから大丈夫だよ〜」
「本当かなあ〜もう俺が◯ちゃんの食事を管理してあげるね!なんでも作ってあげる!」


イケメンだったら、、


「ちょっとやばいかもしれん、、」
「まじ!!とりあえず戻ろうか!また今度コンディションがいい時にデートしようね」
「ほんとにごめんね、私が悪いね、、」
「じゃあきをつけるんだよ!またね!」
「ありがとう」


山内 以来の6分で解散



今は平井堅に似ていると言われたことがある同世代の男とやりとりをしている。
平井堅って言われた瞬間なぜかつぼった。
ちょっとたのしみ 

続く

 

tinder

最近は全マッチングアプリインストールして監視している。が、仕事が多忙すぎてプライベートが無気力な日々が続いていた。28になり脱毛や眉毛サロンに通い始め自分磨きを頑張っているのに わたしのこのパイパンは一体だれにお披露目するのか?不完全燃焼な気持ちのまま29歳を迎えようとしていた。
何回目だろう。tinderを削除してインストールし直すのは。その日も慣れた手つきで新たなアカウントを作成した。名前なんて色々つけすぎて今はもう田中とかで登録している。
アカウント作成後すごい勢いでマッチしていく。ちょろいもんだ。男は女だったら顔を載せてなくても全てライクしていくのでどんどんマッチしていく。


そんな中 一人の男とマッチした。載せてる写真がまさかのenhyphenのソヌ似の男の子。
?!?!?  衝撃が走る。ソヌ似なんだが地味な感じがある。なんだろう。久しぶりの感情だ。慎重に右スワイプ。 マッチ!!!!!
キタキタキタキター!!ソヌ似とマッチ!!!! 寝る前にメッセージがきてやりとりが始まった。マッチ後即メッセージ来ない感じもまたいい。ちゃんと敬語を使うタイプだった。好感度さらに上がる。田舎tin男は地元民全て友達と思っているのか敬語使わないやつが多い。やりとりを何通かした後、今度ご飯いきましょうと言われた。どこか行きたいところもないので相手に任せると 「焼肉に行きましょう」と返事が来た。初対面で焼肉!?なかなかのハードル。初対面で寿司も経験したことがあったがあれも気まずかった思い出がある。


とりあえず焼肉当日

近くのドンキまで来てもらう。会うまでが1番楽しい。マッチングアプリの醍醐味である。

ソヌどこかなあ、、、   !!!
いた。  たしかに薄顔。でもソヌではない。なんだろう。白い薄顔。痩せてるわけでもない。標準体型。肌は綺麗。指もすらっとしていて長い。服装はラフな感じ。まあ許す。
やりとりの中でラジオをよく聞くという話をしていて車の中でもラジオが流れていた。
変なガシャガシャした音楽より全然いい。ハンドルを両手で握っていた。可愛いなあと思った。
何話したか全く記憶になし。焼肉屋に着く。
「あんまりお喋りではないですね。」
事前に聞いていた通り、話題作りはほとんど私の役割になっていた。お酒を飲むつもりはなかったが頼んだ。
一杯しか飲んでいないので全然酔ってはいないが盛り上がりを一切見せず焼肉デートは終了した。覚えていることといえば
・イントネーションが変でよくつっこまれるんです。でも指摘されたとしても変えようとは思いません → へんなやつ、、、

・暇すぎて資格の勉強めちゃくちゃしてます。本当にすることないんですよね→ えらいね。いい時間の使い方だと思うよ

これくらい。あとは記憶にない。
本当に何もなさすぎて 帰りホテルに行くかうちに誘うか迷ったけどやめた。性欲やばかったのに次の日仕事だったのでそっちを優先した。
帰宅後他愛もない話をLINEでして削除した。

tinder 続

家にもすっかり馴染みマンガに集中してたらソファに寝ていた美容師が目を覚まし
「こっちにきて〜」と呼んできた。
「えー」とか言いながらも隣にいくわたし。
漫画の続きが気になるので漫画も一緒に持っていって読む体制になったら後ろから軽くだきついてきた。
また無言の時間になり後ろから寝息が聞こえた。呼吸の仕方に関しては嘘か本当かだいたいわかる。最初は本当に寝ていたけど途中から起きた感じの呼吸に変わって脈拍も早くなっていた。こういう時だけ職業病だなと実感する。

突然、手で後ろから私の唇をなぞってきた。え、と思いながらも えーーーエロいんですけど、、、という感情が爆発した。エロすぎるんですけどおお。 その時間が少し続き また沈黙が流れる。漫画の内容なんて全く入ってこない。
ちょっとして口の中に手を入れてこようとしたので あ、と思って寝返りをうった。
「ちゅーしたらだめ?」
と聞かれて うん と即答した。
もう、いいよ って言ってるようなもんだった。 最近ちゅーしてもエロさも何もなくちゅっちゅっ!て感じだったので 免疫がなかった。
また無言の時間が流れ、、 次はついに口に指を入れてきた。口の中をなぞられる。
なんやねんこのエロ漫画は!?と思いながらもうスイッチが入ってしまった。  


しかし、生理の血の勢いもやばいのに替えのナプキンを持ってきていないという致命的な事件も起こっていた。
しかも、風呂上がりだったからノーブラだし毛の処理もしてないし インスタの宣伝でよく見るグラマラスパッツも履いてるしとにかくやばい状態だった。
他人の男にのこのことついてきた割に全く準備してない最低な状況だった。
私が男の立場だったら絶対おっけいしょ!!となっている。

とりあえずちゅーしてしまった。
興奮おさまらず。
あー、これがしたかったのよこれが、。とか心の中で呟いた。
なんか勢いがありすぎて
ふつうに言った
「生理です」
「そうなのね、じゃあ、いじめちゃおう」
「ひいいい」


何なんすかねええええ!!!!
とりあえず乳首つねられたりして 途中痛すぎてきれた 痛えんだよ!!って
で、なんかちょっとまた話して

「◯さんが付き合わなかくても僕の中で付き合ったことにしていいですか? 勝手に好きでいてもいいですか?」
「うーん、それはむりじゃね?w」
「うーーん、むりかあ、、じゃあ一緒にいれたらいい!」
「うん」

とかいうクズな会話を再びして結局一緒に寝た。  

朝6時前くらいに向こうが起きて私もつられて目が覚めた。
朝から電動歯ブラシで歯磨いててその音が部屋に響き渡っていた。工事現場ですか?いつまで続きますか?と思いながらも寝たふりをして耐えた。 その後シャワーを浴びに行ったので
そそくさとトイレに行ってナプキンチェックをした。結構限界だったw それにしてもよく耐えた。  
シャワーから帰っきたと同時に目が覚めたフリをして 電動歯ブラシの件をいじった。
工事現場かとおもったわ ✋ 
ねてたくせに〜 
いや、ねてねえから✋
帰省してるお兄ちゃんを空港まで送らないといけないから今から行ってくるねえ 鍵しなくていいからね、いつでもかえっていいよ〜
と言って 行ってしまった。
なんか寂しかった。

結局普通に二度寝して9時に起きて部屋を見渡した。 一冊の手帳というか髪型を描いてるメモ帳を見つける。

人に優しくありたい 
今日は◯の話を聞いた。女遊びをしているらしい。ださいことはやめろよ といった。

的なことが走り書きされていた。
ほぉおおおおお とおもったw
とりあえずこれ以上は、、と思い元の場所に戻した。


私は何をしているんだろう
と思いこの部屋を後にした。

tinder10 続

その日も仕事がすげえ疲れてこのまま寝たいですっていう日だった。

急に電話がかかってきて
近くでご飯食べてたから今から会えないかな
とのことだった。
家族でお酒飲んだらしく少し酔ってた感じだった。 わたしはちょうどシャワー浴びた後で、外寒いし出たくねえな...と思いながらもまあ少しだけならと思い 化粧もせず財布とマスクだけして外に出た。

コンビニの前でニコニコして待ってる美容室発見 酔っ払いじゃんと思いながらも距離を空けて隣に立った
最寄りのコンビニは行きすぎていて店員にあまり目撃されたくないため他人を装いたい。

美容師「お酒買ってくるけどなにがいい?」
「あー、レモンサワーで」
「はーい」

この時期の缶、冷たすぎて死ぬかと思ったけどなんか緊張感もあるし脳内がバグっていた。
とりあえずすごいペースで酒を飲み、ちょっと散歩をすることになった。
この日は後輩に送ってもらったので職場に自転車を置いていた。次の日も仕事だったのでそれを取りに行く流れにした。

私「じゃあ、ここまででいいよ!またね〜」
「えー、危ないしついていくよ」
「う、うん じゃあどうぞ」

結局自転車を取りに行くまでついてきてくれた。歩いてる途中、さりげなく手を繋いできて不覚にも どきっとしてしまった。付き合ってきた男たちが手を繋ぐ行為を恥ずかしいと感じるタイプだったのでこういう恋人じみたことに弱い。自然な流れだったし嫌な気持ちはしなかった。普通だったら、好きな人にこういうことされたら嬉しいのにな、とか思う場面なのにそれもなかった。手に貼ってある傷パッドが時々ガサガサしたけどこういうのもありかなーとおもった。
向こうの家までまあまあ距離があったので家の近くまで送ろうかな と思っていた。
私はなぜか変に男前なところがあって相手の性別やらなんやら関係なく家まで送りたい気持ちがある
「◯さんちまで送らせて〜僕そこからタクシーで帰るよ」
「いやー、タクシー代もったいないし私自転車だから途中までいこ〜」
「うーん、わかった」

途中で帰ろうかと思っていたのに話していたら帰るのめんどくさいな という思考になっていった。あと、今日家に行く流れじゃ無かったのに勝手に行って入らせてくれるのかな とか少し試したい気持ちもあった。
もしそういう流れになっても生理2日目の血がドバドバデイだったのですることはないだろうという安心感もあった。


歩いてる途中で 
「結構◯さんのこと好きなんだけど付き合ってくれませんか? 早いかもしれないけど電話とかするうちに 早く会いたい もっと話したいってドキドキするようになったの久しぶりの感情で、、」
「そうなんだね、」
「◯さんは僕に興味ないことも知ってるけど、こんなに趣味とか話してて面白いなーて思える人いなくて」
「うん つきあうってなんだろうね〜あー、さみいなーほんと」
「あ、僕の家ここです〜! ちょっとだけ待っててね かたづける」

どれくらいだろうと思ってたらすぐに家に入れてくれた。私だったら30分はどこかで待たせるかもしれない。
ほどよく散らかってはいるけど自分の好きなもので統一されている部屋だった。調味料やコーヒー作るやつとかもあって料理とかちゃんとするんだろうな と想像できた。
本棚とか靴棚はDIYでつくったらしい。
好きな漫画とかもたくさんあってとりあえず適当に読んだ。
「なにのむー? 日本酒と焼酎とハイボールと僕がつけた梅酒あるよー」
梅酒つけてんのかよw すげえな
思いながらもハイボールを選んだ。すぐお酒作ってくれて 最近現像した写真とかも見せてくれた。
漫画面白すぎて集中してたら美容師爆睡してたw

何もないのは素晴らしいことだし、それでもどこかで期待していた自分がいた。